@article{oai:shizuoka.repo.nii.ac.jp:00000618, author = {Eggenberg, Thomas}, issue = {2}, journal = {人文論集}, month = {Jan}, note = {application/pdf, 太宰治と私小説-これまで大勢の私小説研究者たちが結論を出せなかった問題のテーマである。例えば、文化学研究のミヨシ・マサオが、太宰は私小説の伝統における最高で、かつ最終の終着点であると確信を述べているのにたいして、太宰伝記研究のジェームズ・オブライアンのほうは、「太宰は私小説作家ではない」とはっきり否定している。本稿はこの論争のどちらかの側につくのではなく、太宰が私小説の諸要素を自在に用いた結果、,相矛盾するものを孕むことになり、それが私小説の類型を超えてしまっている点を、ひとつの具体例を提示しながら、イルメラ・目地谷・キルシュネライトが発表し論争の的になった私小説理論の判定基準を用いて論述しようとするものである。}, pages = {A119--A137}, title = {太宰治と私小説 : 「満願」ジャンルを代表する作品か?}, volume = {55}, year = {2005} }